しおた清人ニュースと東大阪市政レポート

地域公共交通・移動支援(お出かけ支援)スタート

No.370-1

議会論戦を常にリード。しおた提案が実現へ。

●市会議員・しおたが何度も議会で提案し、論戦をくりかえしてきた『地域公共交通の移動支援(お出かけ支援)』が、社会実験として2023年8月14日よりスタートしています。

●枚岡地域では坂が多く、車の運転ができない多くの市民が、買い物に行くのも病院へ行くのも困難をかかえています。この社会実験を通して、より「利用しやすい内容にする」ことや、市の全域にしくみを拡げることを共産党議員団は求めています。

●しおたは、2009年(14年前)から市民のみなさんと運動を続け、移動支援(『お出かけ支援』のしくみを作ろうと求め続けてきました。市への要望、市民のみなさんと自主的な試験運行の実施、要望聞き取り調査、議会での実態調査の要望や、具体的な提案をくりかえし行ってきました。最近の提案は下記の通りです。

【提案の内容】

市民が利用しやすい『お出かけ支援』を早く実現しましょう。

  1. 枚岡地域は道幅が狭く坂が多いので、小回りがきくタクシーの運行で。運行は、家の近くから乗り降りできる「ドア to ドアのオンデマンド型」のワゴンタクシーにすること。
  2. 料金は、市が一部「公費負担して、市民負担はできる限り低額にする」
  3. 利用しやすい「お出かけ支援」のしくみを作ることが、高齢者や障がい者、車を運転できない市民の生活を豊かにする。生活圏域を拡げ、活躍できる場を生み出し、交流も広がる。⇒そのことは医療・介護の節減効果を生み出し、ひいては市の医療費や介護費の財政負担が減るなどの効果も出る(クロスセクター効果)

【この間の経過】

市の担当部署の交通戦略室は「移動支援」の仕組みについて、

①「坂の多道幅の狭い山手の東部地域は、タクシーによる移動支援を検討すること」に。

②当初、2021年12月~2022年3月の社会実験のしくみは、(広いリージョンセンター程度の)「地域を設定し、タクシーの乗り場は1つ。利用料金は市民が負担する」というもの。

⇒この内容で、2021年12月~2022年3月に4つの地域で社会実験が行われた。

【社会実験の結果とその後】⇒塩田が指摘した通り、市民からは「乗り場が1つしかなく、遠くて利用が困難。利用料金が高く利用しにくい」との声が多く、利用者も少ない結果となり、問題が残る。

⇒2022年度の議会でも、上記2点の問題の改善を行うことを求め続ける。

【2023 年度は】540万円の予算化で「比較的家の近くで乗り降りできる、オンデマンド型のタクシー」で、今回の社会実験となる。しくみの内容は下記に示す通り。

◆社会実験・運行の主なしくみは…

  • 運行‥枚岡地域に145か所の乗降場所を作り、比較的家の近くで乗り降りできる「オンデマンド型」のワゴンタクシー(ワンボックスカー)で運行。(運行時間7時~22時)
  • 申込…スマホのアプリか、電話で直接予約する。
  • 対象範囲:枚岡地域の全域(山間部を除く。地図参照)を対象に、乗降場所145か所のうち乗りたい所から行きたい所へ移動できる。2人以上の乗り合いもOK(料金は 各人必要)
  • 料金:1人1回300円
    • 子ども(6歳以上12歳未満(小学生):半額
    • 幼児(6歳未満(未就学児)):大人1人または子ども1人につき幼児2名まで無料。幼児3人目からは子ども料金が必要。
    • 支払いは、降車時に運転手に手渡し。
      • アプリでは、降車時手渡し以外に、予約時クレジットカード払い、銀行振込も可能。
    • 回数券方式や、月5000円(社会実験期間)で乗り放題もあり(アプリで購入)
  • 運行事業者:「梅田タクシー(株)」、システム事業者「コミュニティ・モビリティ(株)」が行い、東大阪市は協力する形です。(回数券や乗り放題の料金の一部を市が補助)
  • 紹介ビデオ
  • 事業者による説明ページ

ここにも乗降場所を設置してほしい、市がもっと料金を補助して下げてほしい、市全域に拡げてほしいなど、引き続き声を上げていきましょう。

社会実験ですから、みなさんといっしょに改善を求めていきましょう。

黒い乗合タクシー

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